井戸水を活用することによって、水道代がかからない、水が美味しいなど様々なメリットが受けられる可能性があるため、井戸水の利用を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

井戸水を利用するためには、井戸ポンプなどの機械が必要になります。
しかし、井戸水を導入する前に確認しなければならないことや、注意点を知らなかったがために、せっかく井戸ポンプを買ったのに無駄になってしまった!なんてことになったら悲しいですよね。
井戸水を活用する前に、しっかりと予備知識を学び、下準備をしてから購入するようにしましょう。

ここでは、井戸水を活用する前の段階について説明します。

井戸水は絶対に飲めるというわけではない??

井戸水というと新鮮で綺麗なイメージがあるかもしれません。
しかし、飲めない井戸水というのも実際には存在しています。
井戸水を活用したいと思ったら、まずは自宅の井戸水が安全なものであるかの確認を行なう必要があります。

水質調査は保健所が行なっておりますので、保健所に確認してみましょう。
また、近くに水を汚染するようなものがないかの確認も必要となります。
例えば汲み取り式のトイレなどが近くにあれば、井戸水の利用は難しいでしょう。

しっかりと確認をしたとしても、実際に飲む際には感染症や食中毒を起こす可能性がありますので、消毒してから飲むことをおすすめします。

味やにおいで水の異常がわかる場合もありますので、薬品っぽい、下水っぽいにおいや味がした場合などは、すぐに保健所に相談するようにしましょう。

井戸に十分な水量があるか確認しよう

せっかく井戸ポンプを設置しても、井戸の水量自体が少なければ全く活用できません。
そのため事前に水量の確認をすることをおすすめします

大体ではありますが、井戸の底から水面まで(溜まっている水の深さ)がどれくらいあるかを確認すれば、十分な水量があるかを知ることができます。
あまりにも浅い井戸であれば十分な水量が確保できず、活用が難しい場合があります。

地域によっても差があるため、近所に井戸を利用している家があったら、聞いてみるのも良いかもしれません。

自宅の井戸のタイプ・大きさを確認

井戸ポンプは様々な種類があり、自分の家の井戸の種類や大きさにあったものを選ぶ必要があります。
一番重要になるのは、井戸の深さです。

水面までの深さが7mまでなら浅井戸用の井戸ポンプが利用可能です。
7m以上の深さがある場合は、深井戸用の井戸ポンプを使用する必要があります。
他にも様々な状況が考えられるので、自分の井戸の状況をしっかり確認しておきましょう。井戸ポンプ設置前に、しっかりと調査をしてくれる業者選びも重要と言えそうですね。

まとめ

井戸水活用のために井戸ポンプを導入するには、まず自分の家の井戸を取り巻く環境を知ることが大切です。
手間を惜しまず事前にしっかりと確認して、適切な井戸ポンプを設置しましょう。