蛇口をひねって出て来る水を当たり前のように飲んだりしていると、海外でも水道水は飲めるものだと思い込んでしまいますよね。
沢山の人が海外旅行に出かけるようになった昨今ですが、海外旅行で水のトラブルに見舞われてしまう人は未だに多いようです。

そこで、海外旅行の際の水にまつわるトラブルについてまとめてみました。

水道水が飲める国の数は?

水道水を飲料水として飲める国は、世界にどの位存在していると思いますか?

水道水が飲料水として飲める国は、およそ15ヶ国と言われています。
想像していた以上に少ないと感じられる方も多いのではないでしょうか?

ただこの数字も、同じ国でも地域によって水道水事情が異なる国もありますので、あくまでも“およそ”というかなりあいまいな表現がついてしまいます。そういう意味では、どこででも水道水を飲料水として飲むことが出来る日本は、かなり珍しく恵まれた国と言えるかもしれません。

水道水は飲めても体質に合わないことも…

ヨーロッパの国々は、水道水事情が安定していてフィンランド、スウェーデン、アイスランド、ドイツ、アイルランド、オーストリア、クロアチア、スロベニア、スイス等で飲料水として飲むことが出来ます。

これらの国の水道水を飲料水として飲むことに問題はないのですが、水質が “硬水”である場合があります。日本の水道から出てくる飲料水は“軟水”のため、飲み慣れない“硬水”を飲むとお腹がゆるくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

普段硬水をあまり飲みなれていない方は、“軟水”のミネラルウォーターを購入されることをおすすめめします。
また、水道水が飲める国の場合でも、水道水事情が都市部と地方によって異なることもありますので、旅をより快適で安全に過ごすためには、飲み水にはミネラルウォーターを購入することがベストと言えそうです。

お風呂の水によって泡立ち度が違ってくることも

飲料水のみならず日常生活においても、海外では事情が変わってきます。

入浴・シャワーの際に使用するシャンプーや石鹸は、日本製のものは軟水をベースにして作られていますので、旅行先が硬水の場合、泡立ちが悪くなってしまうことがあります。シャンプーや石鹸の泡立ちが気になる方は、現地で調達するのがベストです。

また、海外でシャンプーすると髪の毛がゴワゴワした手触りになったと感じる方もいると思います。
硬水はミネラル分を多く含んでいるため、ミネラルが髪の毛に影響してゴワゴワ感を引き起こしてしまうのです。

シャンプーによるゴワゴワ感の解消には、硬水を軟水化させる「軟水器」もあるため、気になる方は検討してみても良いかもしれませんね。

海外旅行に行く際は、観光情報のみならず旅行先の国の水事情をしっかり調べておきましょう。
体の内からも外からも現地の水と上手に付き合うことで、きっと今までより快適な海外旅行が楽しめると思いますよ!