軟水器の仕組み・構造

WATER SOFTENER MECHANISM軟水器の仕組み・構造

軟水器の仕組みや構造に関する情報を掲載しています。

軟水化するために必要な事とは?

軟水化するために必要な事とは?

水道水や井戸水には、硬度成分と呼ばれるカルシウムやマグネシウムが必ず含まれています。
その硬度成分をしっかり取り除くことが、軟水化させるには必要となってきます。
硬度をゼロに近づけることで、硬水が軟水に変化するという訳です。

軟水器には、イオン交換樹脂という樹脂が詰められていて、イオン交換樹脂に水が通ると、イオン交換樹脂からナトリウムイオンが放出されて、その代わりにカルシウムイオンやマグネシウムイオンがつきます。カルシウムやマグネシウムはイオン交換樹脂に吸着され、軟水器の中に貯まります。そうすることで軟水器を通った水は、カルシウムやマグネシウムを含まない水になる(軟水化する)という仕組みです。

イオン交換・イオン交換樹脂とは?

カルシウム・ナトリウム等の硬度成分は、水中に溶け込んでいてプラスやマイナスに(成分による)帯電しています。この物質そのものがイオンと呼ばれ、これらを取り除く方法がイオン交換です。イオン交換された水は、カルシウムやマグネシウムが除去された軟水になります。

イオン(自らの)を水中に出して他のイオンと交換する交換体を使用します。それがイオン交換樹脂であり、当社が販売している軟水器イオンソフナー単体で、対象物に応じて以下の2種類の樹脂を内蔵できます。

  • 陽イオン(プラスイオン)を交換するカチオン樹脂
  • 陰イオン(マイナスイオン)を交換するアニオン樹脂

軟水器イオンソフナーのメンテンナスについて

但、イオン交換樹脂を全てイオン交換してしまいますと、処理水に交換しきれなくなった原水のイオンが漏れてしまいます。そのイオン交換樹脂の再生の為に塩化ナトリウムを使用します。
(塩化ナトリウム塩にて洗うと能力が回復します。この作業を「再生」と呼びます。)

当社が販売している軟水器イオンソフナーは、その為の塩タンクと一体となっており、その再生工程も全て自動で行い、長年に渡り処理能力を維持して行きます。

当社が販売する軟水器イオンソフナーの構造

ウォーターボス700型の場合のカット図および断面図

  • Point 1原水は樹脂層内を均質に流れていきます

    上部トレー付きタンク構造により樹脂層は上層から均質に消費されていきます。そのため、鉄・マンガン・硬度成分は常に未使用樹脂を通過していくので必ず除去されます。

  • Point 2原水逆洗・再生

    再生時点では下層に未使用樹脂を残しており、原水はそこで処理された逆洗水になり、吸入塩水も処理水と一緒に働きます。

  • Point 3最小の塩量と再生時間

    インジェクターで吸入される塩水も樹脂層内を均質に流れるため、最小の塩量と再生時間が可能です。

  • Point 4リフィルは処理水を戻します

    再生終了後は鉄・マンガンロ硬度分がない処理水を塩タンクに戻すため、次回の再生も効率よく適切に行うことができます。

「鉄分」「マンガン」の除去には軟水器が効果的

軟水器は、除鉄・除マンガン、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の除去装置です。
当社ではお客様のニーズや生活環境に合わせて、イオンソフナーの製品をオススメしております。

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