2000年頃から成長を続けてきているミネラルウォーター市場。
今では当たり前のようにコンビニエンスストア、スーパーマーケット、自動販売機と街のいたるところで国内はもちろんのこと、各国様々な種類のミネラルウォーターを購入することが出来ます。
しかし、消費の増加に伴い大量のペットボトルのリサイクル問題も起きています。何より、買い続けることによって多少なりともお金がかかるため、コスト面も気になる方も多いのではないでしょうか。
市販のミネラルウォーターに頼ることなく、家庭で美味しい水を作る方法はないものか、考えてみたいと思います。
ミネラルウォーター年間消費量
まずは、ミネラルウォーターの年間消費量がどの位か確認してみることにしましょう。
2016年の調査によると、昨年度の全国平均の1人当たりの年間消費量は26.6リットルと言われており、ひとり1ヶ月当たり2.2リットル飲んでいる計算になります。1人当たりの年間消費量が最も多い県は55.2リットル、逆に最も少ない県は7.3リットルになっていますので、その差はなんと47.9リットルにもなります。年間消費量は都市部においてより多い傾向にあります。
年間消費量トップの地域では、2リットルのペットボトルが年間約24本、毎月2本のペースで消費されていることになります。逆に年間消費量が最も少ない地域では、年間4本にも満たない量という結果が出ています。
浄水器普及率はどの位?
今では安全で美味しい水を確保するためのアイテムとして、浄水器を利用している家庭も多くなっています。
それでは浄水器普及率はどの位なのでしょうか?
2015年の調査によると、浄水器普及率は全国平均40.5%となっています。この内台所に設置しているのは33.0%になります。浄水器普及率は、都市地域が38.0%、その他地域30.5%となっていますのでやや都市部での普及率が高い状況にあります。
こうした数字の上からだけで判断すると、水道水に満足している方も結構多いように思えますが、その反面ミネラルウォーターの年間消費量も考慮すると、用途によって水道水とミネラルウォーターを使い分けている人も多いのではないかと推察されます。
美味しい水を作るリーズナブルなアイテムはあるの?
美味しい水を作るアイテムとして、浄水器はその普及率の高さからかなりの市民権を得ていると言えます。けれども、浄水器以外でもリーズナブルに美味しい水を作ることは出来ないのでしょうか?
家庭で簡単かつリーズナブルに水を浄化させられるアイテムとしては、昔から水の浄化作用があるとされていた「木炭」をおすすめします!
木や竹が炭化する過程で生まれる多孔質部分に、カルキ臭の原因である塩素などの不純物が吸着されて、水が浄化される仕組みになっています。
「備長炭」や「竹炭」なども木炭として、水の浄化のほか空気清浄など、様々な用途で使用されているため、ご存知の方も多いかもしれませんね。
木炭の価格は3kg1,500円前後で購入することが出来ます。浄水器のカートリッジの1本分にも満たない価格であること、水2リットルに対して100g程の使用量ですむことから、コストパフォーマンスがかなり高い浄水アイテムと言えるのではないでしょうか。
木炭は使う前に丁寧に水洗いしましょう。洗った木炭をひと晩水に入れて寝かせれば、炭が持つ栄養分が水に溶け出したおいしいミネラルウォーターの完成です!
ミネラルウォーターや浄水器を買うかわりに、一度木炭で水の浄化を試してみてはいかがでしょうか?
手軽かつリーズナブルに家庭で楽しむことができますよ。