水分補給は、主に熱中症対策などで今では当たり前になりましたが、一方で寒い時期になると室内で加湿器がよく利用されているように、乾燥対策にも「水」は重要なポイントとなります。なぜ乾燥対策にも水が不可欠なのかご存知でしょうか?

そこで今回は、乾燥対策の重要性や、外出先でも行なえる水を活用した乾燥対策をご紹介します。

空気が乾燥することのリスクとは?

まずは、乾燥対策の重要性を再確認するために、お部屋などを乾燥したままの状態にしておくことのリスクについてみておきましょう。

健康面で最も気になるのは、冬はインフルエンザなどのウイルスが空気中で活発になる一方で、鼻や喉の粘膜が乾燥してしまうとウイルス侵入を最初にブロックするという大切な役目が十分に果たせなくなってしまうことです。
また、ドライアイやドライマウスといった乾燥が原因で起こってしまう健康面でのトラブルもあります。

さらに、美容にとっても乾燥は大きなマイナスになってしまいます。乾燥してしまうことで、肌がカサカサになってしまったことがある方は多いのではないでしょうか?
乾燥を防ごうと皮脂がたくさん分泌されてオイリー肌になってしまったり、皮膚を乾燥から守るために角質層が厚くなってしまい、肌の柔らかさが失われてシワが増えてしまったりする場合もあります。

そのほかにも、乾燥により静電気が起きやすくなることで衣服が身体にまとわりついてしまったり、何かに触ろうとするとバチッと感じてしまったりと、何とも不快なものですよね。このような状態になるのを防ぎ、軽減するためにも乾燥対策は寒い時期にとても重要なポイントとなります。

外出先でもできる乾燥対策アイテム・方法

外出先でもできる乾燥対策アイテム
乾燥によって起きてしまう上記のような現象は、水を使って保湿や加湿を意識的に行なうことで軽減することができます。ここでは、外出先でも乾燥対策ができるアイテムや方法をいくつかみていきましょう。

ペットボトルを持ち歩く

ペットボトルにお水を入れて持ち歩くことは、乾燥対策にも重要なポイントとなります。飲料水として喉や口の渇きを潤すためだけでなく、近年は「ペットボトル加湿器」という外出先のお部屋が乾燥しているときにも使える便利なアイテムが販売されており、ボトルを機器に差し込んで使用するだけで乾燥が和らぐのでオススメです。

水を入れたスプレーボトルを活用

100均でも手軽に購入できるスプレーボトルやアトマイザーなどの小さな容器に水を入れ、霧吹き代わりに空気中に散布するのもよい方法です。さらに、香りを楽しみたい方にはお好みのアロマウォーターを数適加えて使うのもオススメですよ。また、ドラッグストアなどで販売されている化粧水も肌の乾燥対策に十分な効果があり、最近では男性用も登場しているので試してみましょう。

濡れマスクが効果抜群?!

喉や鼻の乾燥が気になる方には、濡れマスクがよいでしょう。市販の濡れマスクでもOKですが、不織布のマスクに水を軽く散布したガーゼをプラスすれば簡単に濡れマスクを作ることもできます。ガーゼタイプのマスクであれば、マスクに軽く水を吹き付けるだけで完成です。また、通常のマスクと同じように風邪を予防するためにも外だけでなく会社や学校など過ごす時間が長い場所で着用するようにしましょう。

乾燥対策の重要性や、外出先でも行なえる水を活用した乾燥対策をご紹介しました。乾燥を防ぐには、やはり水を有効に利用することが一番のようですね。
外出先での乾燥対策は大切ですが、帰宅したあとも水分補給や手洗い・うがいなどを忘れずにしっかりと行ない、肌もしっとりと保湿して乾燥した体をきちんとケアしてくださいね。