近年、夏の気温が昔よりも上がり、うだるような猛暑が続いています。
そんな日は、室内で過ごしていてもエアコンを利用しないと快適に過ごせない上に、熱中症の危険もあります。

また室内は涼しく快適でも、表に一歩でも出るとあまりの暑さのため外出したくないと感じる方や、就寝時もクーラーをつけていないと眠れないという方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、少しでも猛暑を和らげるアイテムをご紹介いたします。

就寝時のエアコンが不要に?! 水循環マット

まずは、寝苦しい熱帯夜にオススメのアイテム「水循環マット」です。
寝具の上に敷いて使用する水循環マットは、シリコンチューブ内を一定温度に保たれた水が循環することによって、快適な温度を保ち続けてくれるアイテムです。

水循環マットは部屋を冷やすのではなく、体だけを冷やしてくれるため、自然で快適な温度で過ごせます。
さらにエアコンのように部屋の空気を乾燥させる心配もなく、体に負担をかけずに良質な睡眠を得ることができます。

水循環マットは電気を使って水の温度を一定に保ちますが、電気代はエアコン使用時の約4分の1程度といわれていますので、節約にもつながります。

水循環マットの使用方法は簡単で、水を入れたマットを布団やマットレスに敷き、電源を入れるだけです。
またマットに入れた水は、月に1回入れ替えれば十分ですので水道代もそれほどかかりません。

さらに20℃〜40℃と幅広く温度を設定することが可能なため、夏は涼しく、冬は暖かい適温をキープできるので1年中快適に使うことが可能です。

夏の必須アイテム?! 持ち運びにも便利なオススメ冷却グッズ


ドラッグストアやスーパーなどでも見かける様々な冷却グッズ。今では夏の定番になりつつあると言っても過言ではないかもしれません。

冷却グッズは、電気が不要で持ち運びに便利なアイテムも多く、携帯して利用することで猛暑での外出を少しでも快適に過ごせる効果が期待できます。
今回はその中でもオススメのアイテムをご紹介します。

冷却用スカーフ

液体が気体に蒸発する「気化熱」という作用を利用した、首に巻く冷却用スカーフです。
持ち運びも簡単で、使い方も水に濡らすだけと非常にシンプル。そのため、外出先で乾いてしまっても、水さえあれば繰り返し使うことができる手軽さも魅力です。
また、様々なデザインのものが販売されているため、日常生活にも取り入れやすいアイテムです。

保冷剤を入れるスカーフ

小さい保冷剤や冷却ジェルを入れることのできるスカーフです。
小型ながらも高い冷却効果があり、特に厳しい暑さのときには気持ちがよい涼感を得られます。保冷剤が溶けたらまた凍らさなくていけませんが、再度凍らして繰り返し使うこともできます。

瞬間冷却剤

冷却剤の袋を叩くことによって、袋の中の液体が水と反応して急激に冷える仕組みの冷却グッズです。
使いたいと思った瞬間に、すばやく最も冷えた状態で使うことができる手軽さと便利さで、ロングセラーアイテムとなっています。
使い捨てのため繰り返し使うとこはできませんが、あらかじめ冷やしておく必要がないため、カバンの中に常備させたり、非常時の備蓄品としても便利です。

クールダウンスポットに冷却グッズを使用しよう

人間の身体には「クールダウンスポット」と呼ばれる箇所があるのをご存知でしょうか? 冷やすと冷却効果を感じやすい箇所で、血管の位置が皮膚に近い「首」、「手首」、「足首」、「膝裏」がそれに当たります。

今回紹介した冷却グッズをクールダウンスポットに当てることで、より効率よく涼を取ることができます。

しかし、いつでも冷却グッズを持ち歩いているとは限りませんよね。
そんなときは、手首を水で洗ったり、冷たいペットボトルをクールダウンスポットに当てたりすることで、涼を感じることができますよ。

今回は猛暑を和らげるアイテムをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。自分の生活にあった冷却アイテムを活用して、厳しい夏の暑さや残暑を乗り切り、少しでも快適に過ごしましょう。