ミネラルウォーターはコンビニやスーパーなどで気軽に購入できる一方で、水がなくなる度に買いに出掛けたり、一度に何本も買うと重い荷物を運ばなければならないなどの労力もかかります。
購入したミネラルウォーターを毎日飲むという方のなかには、自宅の水道水がもっとおいしくなれば楽なのにと考えたことがある方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は水道水から簡単においしい水を作ることができる(水をおいしくする)アイテムをご紹介します。

水道水がおいしくないと感じる人が多いのはなぜ?

水道水がおいしくないと感じる方が多い主な理由のひとつに、水道水に含まれている塩素から出る「カルキ臭」が挙げられます。
しかし、塩素には主にコレラや赤痢などの感染症が広がるのを抑える作用があり、水道水の安全性を保つための衛生管理を行なう上では欠かせないものでもあります。

そのほかには、家庭で古い水道管を使っている場合や、マンションやアパートで使用されている貯水槽が定期的に清掃されていないと錆びや汚れなどの不純物が溜まってしまい、水道水の味に影響を及ぼしているケースもあります。

また、水道水に含まれる「2-MIB」や「ジェオスミン」の濃度が高いときに発生しやすい「カビ臭」も水道水がおいしくないと感じる原因として挙げられます。カビ臭の原因となる2-MIBとジェオスミンは、気温が上がると水源で増殖しやすい藻類によって発生するため、特に夏場は注意が必要です。

このように、水道水がおいしくないと感じる方が多い理由にはさまざまな原因がありますが、水をおいしくするためにもまずは水道管などを定期的に清掃するなど日頃から水質に気を配っておくことが大切です。

簡単においしい水を作れるアイテム

水道水をおいしくするには、日頃から定期的な清掃などを行なうのが大切なことがわかりました。さらに、ここではアイテムを使って手軽によりおいしい水を作る方法をいくつかご紹介します。

麦飯石を水道水と一緒に入れる

「麦飯石」とは火山岩のひとつで、水道水と一緒に入れておくと石に含まれるミネラル分などが溶け出し、簡単にミネラルウォーターのようなおいしい水が作れます。
100円ショップでも気軽に購入することができるアイテムですが、使う前にはひと手間必要になります。まずは麦飯石をざるに入れ、よく水で洗って汚れを落とします。次に消毒のために15分ほど熱湯で煮立て、湯切りしたら天日で乾燥させてから使いましょう。
使用頻度にもよりますが、2~3週間を目安に定期的にこのような水洗いや熱湯消毒などが必要です。

にがりを水道水に数滴加える

海水から塩を抽出するときにできる液体「にがり」を使うと、水道水のカルキ臭が抜けておいしい水が作れます。使い方は簡単で、水道水をボトルやポットに注いだあと、数滴にがりを加えるだけで完成です。
にがりの量はお好みで調整し、最初は少ない量からスタートするのがオススメです。また、作ったあとは必ず冷蔵庫に保管して2~3日以内に飲みきるようにしましょう。

そのほかにも、水道水を通すだけでまろやかな味の水が作れる「イオンソフナーシリーズ」などの軟水器の設置もオススメです。

まとめ

まとめ
水道水から簡単においしい水を作ることができるアイテムをご紹介しました。
これまではミネラルウォーターをコンビニやスーパーなどで買っていたけれど、手間や労力がかかって大変だと感じていた方や、水道水をよりおいしく飲みたい方は今回ご紹介したアイテムをぜひ試してみてくださいね。