水は「硬水」と「軟水」で分かれており、日本の水道水は一般的に軟水であるといわれています。
水は硬度によってさまざまなメリットや注意点がありますが、軟水よりもさらに硬度が低い「超軟水」をご存知でしょうか？
今回は、髪やお肌を清潔で健やかに保つことができるともいわれる「超軟水」についてご紹介します。
超軟水とはどんな水？
水は「硬水」と「軟水」に大別されますが、この2つの区別は1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの割合で決まり、この指標を「硬度」といいます。
硬水とはカルシウムとマグネシウムが多く含まれている硬度の高い水のことをいい、日本基準では硬度100/L以上、世界的な基準では硬度120/L以上が目安です。そして、硬度が低い軟水は日本基準で硬度100/L以下、世界的な基準で硬度60/L未満となっています。
硬水と軟水の違いについては、過去に井戸ポンプ情報局でも取り上げていますのでそちらをご覧ください。（意外と知らない硬水と軟水の違いとは？）
硬水と軟水はこのような区分で分けられますが、なかには「超軟水」と呼ばれている海外基準で硬度40/L未満の軟水もあります。超軟水はカルシウムとマグネシウムがとても少ない水ですが、単にこのようなミネラル分が少ないということだけではなく、私たちの身体にさまざまなメリットをもたらしてくれる水なのです。
超軟水はさまざまなシーンで活用できる！
超軟水のように水の中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量が少ないと、ミネラル分を水から摂ることが難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、超軟水は上手に活用することで沢山のメリットがありますので、いくつかご紹介しておきましょう。
高齢者や乳幼児向けの飲料水としてピッタリ
カルシウム、マグネシウムをはじめとするミネラル分が少ない超軟水は、身体の老廃物の排出をスムーズにする効果があります。デリケートな身体への負担も少なく水分を摂ることができるため、高齢者の方や乳幼児などでも安心して飲むことができます。
和食との相性も抜群?!
超軟水は繊細な食材の持ち味や香りをそのまま活かすことができるため、和食作りにもオススメです。超軟水で出汁を取れば、カツオや昆布から旨味を上手に引き出して、さらに風味豊かで美味しくできます。カツオや昆布から取る出汁は和食の味の決め手となりますが、実は硬水では旨味や風味を上手く出すことが難しいそうです。
そのほかにも、超軟水は髪やお肌を清潔で健やかに保つことができるともいわれており、入浴シーンなどでも幅広く活用することができます。
超軟水の髪やお肌への効果とは？
水の硬度は、実は髪やお肌にも大きく影響を与えています。最近では水の質に注目が集まり、水にこだわったヘアサロンも増えているそうです。
特に海外旅行にいらしたことがある方は、旅行先によってお風呂に入った時に水質の違いを感じたことがあるのではないでしょうか？
例えば、水道水の硬度が高いドイツやイタリアなど、ヨーロッパ地域はおおむね硬水になります。そのため、このような地域へ訪れた際にシャンプーの泡立ちが悪かったり、シャンプー後の髪がゴワついたりしたという経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。また、髪と同様にお肌がカサついてしまうことも多いかもしれません。
このように、硬度が高い水の場合は、実は水に含まれるミネラル成分とシャンプー剤や石鹸の成分が化学反応を起こして固まってしまい、洗浄を上手く行なうことができなくなる可能性があるのだそうです。
その結果、髪やお肌に固まってしまったシャンプー剤や石鹸も残ってしまい、髪のゴワゴワやお肌の乾燥を招くことになります。
一方で、水に含まれるミネラル成分が少ないほど固まりが起こりにくくなりますので、軟水を使った方がシャンプー剤や石鹸の成分をきれいに洗い流せます。つまり、水に含まれるミネラル成分がさらに少ない超軟水を使えば、髪やお肌に余計なものが残らず清潔で健やかに保つことができるのです。
超軟水を毎日の生活に取り入れるには？
それでは、髪やお肌に優しい水である超軟水をどうすれば毎日の生活の中に取り入れることができるのでしょうか？
一般的に日本の水道水は軟水ではありますが、さらに硬度が低い超軟水は自分で作る必要があります。さらに、入浴などで使うとなるとかなりの量が必要になるため、ウォーターサーバーなどでは対応できません。しかし、超軟水を生成することができる機器を利用すれば、簡単に生活の中に取り入れられます。
「軟水器イオンソフナー」は、ご家庭で超軟水を利用されたい方にオススメです。水道水用と井戸水用がありますので、お使いになる水源に合わせて選ぶことも可能です。軟水器を導入された方からは、お風呂などで明らかに肌への水の当たりが柔らかくなったとの声を聞きます。
イオンソフナーを使って作られる水は硬度ほぼゼロの超軟水となり、毎月のランニングコストも数百円程度ですので手軽に始めることができます。また、多くの方が気になる水道水の塩素も減らすことができる優れものですので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか？
軟水よりもさらに硬度が低い「超軟水」についてご紹介しました。超軟水は髪やお肌にも優しく、調理の際などさまざまなシーンで活用できますので、「軟水器イオンソフナー」を使用して効果をぜひ試してみてくださいね。
