近年では、カフェやレストランなどでサービスの一環としてレモンを入れた水を提供するお店が増えてきました。さわやかな飲み口でさまざまな料理に合い、食後の口内のリフレッシュにも最適ですよね。
実は、この「レモン水」が健康や美容に効果があるとして注目されていることをご存知でしょうか?

そこで今回は、レモン水の効果やご家庭で簡単にできる作り方、作り置きや水筒に入れて持ち運ぶ場合の方法などをご紹介します。

レモン水の効果とは?

はじめに、レモン水を飲むと身体にどのような効果があるのか見ていきましょう。

疲労回復

レモンには、身体の疲労回復に効果的なクエン酸が豊富に含まれており、疲労が蓄積すると増える乳酸を分解してくれるはたらきがあります。
また、レモンの香りにはリモネンという成分が含まれており、日々のストレスを軽減してリラックスさせる効果もあります。

美肌効果

レモン水は美容にも効果があるといわれています。肌は寝ているあいだに新しい皮膚を作り出すはたらきがあり、眠る前にレモン水を飲むことでさらなる効果が期待できます。さらに、レモンに豊富に含まれているビタミンCはニキビの改善にも有効です。

ダイエット効果

レモンに含まれているクエン酸には、体内の糖質代謝を活発にするはたらきがあり脂肪を燃焼しやすくする効果があります。また、レモンにはエリオシトシンというポリフェノールの一種が含まれており、脂肪の蓄積を抑えるはたらきもあります。さらに、積極的に水を飲むことでダイエットの効果が上がるといわれていますのでレモン水は一石二鳥といえるでしょう。

そのほかにも、レモン水には飲酒やストレスによって弱まった肝臓を助けるはたらきや、便秘解消などの効果があります。

簡単にできる! レモン水の作り方

レモン水の作り方
健康や美容などにさまざまな効果があるレモン水はご家庭で簡単に作ることができます。

まずは、半分に切ったレモンと水を用意しましょう。水は水道水ではなく、ミネラルウォーターを使用するとさらに美味しく作れますのでオススメです。

半分に切ったレモンを水に絞るだけで完成ですが、作り置きしておきたい場合や水筒などに入れて持ち運ぶ場合は、水の中にレモンを入れておきましょう。ただし、レモンの皮には汚れや農薬などの薬剤がついている可能性があります。水に入れる場合はしっかりと洗っておきましょう。

また、スーパーなどで市販されているレモン果汁商品を使用するとより手軽に作ることができます。時期や用途に合わせて使い分けてもいいかもしれません。

レモン水を飲むときの注意点

レモン水は身体に嬉しい効果があり簡単にご家庭で作れますが、いくつか注意点もありますので確認しておきましょう。

歯のエナメル質が溶ける?

レモンは酸性が強い食べものですので、大量に摂取すると歯の表面を覆っているエナメル質を溶かしてしまう恐れがあります。歯が黄ばんだり、刺激に弱くなる原因になることがあるため、レモン水を飲んだあとは念のため水で口の中をすすぐようにしましょう。

レモン水は夕方以降に飲む

レモンに含まれているソラレンという物質には、紫外線を受けるとシミの原因物質であるメラニンの生成を活性化させるはたらきがあります。
レモンを摂取してから約2時間後にこうしたはたらきが特に活発になるといわれているため、紫外線がおさまる夕方以降の時間帯に飲むことをオススメします。

このようにレモン水にはいくつか注意点もありますが、飲む量やタイミングを意識しておけば問題なく効果を得られますので積極的に摂取しましょう。

まとめ

レモン水の効果やご家庭で簡単にできる作り方をご紹介しました。
レモン水は、運動や就寝の前に飲んでおくことで脂肪を燃焼する体内のはたらきを助ける効果がありますので、ダイエット中の方にもオススメの飲みものです。

手軽に作れて健康や美容面でさまざまな効果が得られますので、ぜひ一度試してみてくださいね。