近年、災害時のライフライン確保のために井戸の設置を考えているという方が増えています。
井戸を設置する際は初期費用だけではなく、トラブルなく維持するために必要なメンテナンスの費用も確認しておくことが大切です。

今回は、井戸のトラブルとメンテナンス費用についてご紹介いたします。井戸の設置をお考えの方は参考にしてください。

井戸のトラブルの代表的な原因とは?

はじめに、井戸のトラブルの原因にはどんなものがあるのか確認しておきましょう。

井戸は年月が経つにつれて、「汚れ」と「目詰まり」によってトラブルが起こることが多くなります。

一例として、井戸は使用しているうちに「スクリーン」と呼ばれる内部のパイプ部分に汚れが溜まっていきます。
さらに、井戸を掘った際に地層の崩壊を防ぐためスクリーンの外側に「充填砂利」という砂利が敷き詰められている層があり、そこに地層砂や粘土の粒子が時間をかけて少しずつ詰まり水の流れが悪くなっていきます。
これらが原因で十分な水量が井戸の中に入ってこなくなり、必要な量の水を井戸から汲み出せなくなってしまうことがあります。

このようなトラブルを防ぐためには、専門知識がある業者に定期的なメンテナンスを依頼することが大切です。

井戸のメンテナンスにかかる費用

それでは、井戸の定期的なメンテナンスにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

井戸の汚れや目詰まりを落とすメンテナンス費用は、一般的な細いパイプ式の浅井戸の場合でも数万円〜20万円ほどかかるケースが多いようです。
しかし、厳密な価格は井戸の大きさや状態により異なり、作業を行なう業者や人数によっても価格が変わります。

少しでもリーズナブルに作業を依頼するために、まずは複数の業者にメンテナンス費用の見積もりを依頼しましょう。
複数の業者で比較できるだけでなく、価格の相場などを知ることができます。

また、メンテナンス方法も業者によって異なりますので、見積もりを依頼するときはその業者が行っている方法と費用を他社と比べて検討しましょう。

まとめ

井戸のトラブルとメンテナンス費用
井戸のトラブルとメンテナンス費用についてご紹介いたしました。
1〜3年に一度の定期的なメンテナンスを行なうことで、いつでも安心して井戸が使える状態を維持できます。
また、井戸の不具合や故障の早期発見にも繋がりますので、修理などにかかる費用が最小限で済むこともあります。

災害時のライフライン確保に井戸を活用できるように、メンテナンスはしっかりと行なうようにしましょう。