日頃の洗濯に欠かせない洗剤はさまざまな種類のものが販売されており、汚れの状態や洋服に合わせて使用することで効果を発揮します。

洗濯洗剤を選ぶポイントは価格や汚れ落ちのよさなどもありますが、すすぎの回数をなるべく少なく済ませて水道料金を抑えられる洗剤を使いたいという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、節水に適した洗濯洗剤の特徴や活用方法についてご紹介いたします。

節水に適した洗濯洗剤とは?

はじめに、洗濯洗剤の種類と特徴についてみていきましょう。

洗濯洗剤は、主に「弱アルカリ性洗剤」と「中性洗剤」に分けられ、形状で分ければ「液体洗剤」、「粉末洗剤」などに分けられます。
弱アルカリ性洗剤は、綿や麻、ナイロンポリエステルなどの普段着として着ることが多い衣類に適した洗剤ですが、中性洗剤はウールや水洗い可能なシルク、繊細な綿などのデリケートな洋服に適した洗剤になります。

そして、一般的に粉末洗剤は弱アルカリ性の成分で構成されており、液体洗剤は中性の界面活性剤という成分で構成されています。それぞれ特徴をよく理解した上で使用しましょう。

リーズナブルで洗浄力が高い粉末洗剤

粉末洗剤は汚れ落ちが高く、皮脂や食べこぼし、泥汚れに適しています。さらに、価格も液体洗剤よりリーズナブルな傾向にあり、詰め替えも簡単です。その反面、水に溶けにくく衣類に残ることがあるため、何度かすすぐ必要があります。また、洗浄力が強いため衣類によっては色落ちしやすいデメリットもあります。

節水に適しているのは液体洗剤

液体洗剤は、粉末に比べて水に溶けやすく取り扱いが簡単です。溶け残りがなくすすぎが1回で済ませられるので、節水に適しているだけでなく洗濯にかかる時間も短縮できます。また、衣類の色落ちを抑えてデリケートに洗うことができます。
しかし、粉末洗剤よりも洗浄力は弱く、比較的価格が高い点がデメリットとして挙げられます。

このように、節水という点では液体洗剤が適していますが、頑固な汚れをしっかりと落としたいときは粉末洗剤を使用するなどそれぞれの特徴を活かして使い分けるのがよいでしょう。

粉末洗剤と液体洗剤のデメリットを補う方法がある?

粉末洗剤と液体洗剤のメリットとデメリットが分かりましたが、デメリットを補うように工夫することで効率よく汚れが落とせます。うまく活用してすすぎの回数を減らし、水を節約しましょう。

粉末洗剤はぬるま湯で溶かしてから使う

粉末洗剤を使うときには、洗剤をそのまま洗濯機に投入するのではなく、最初にぬるま湯でよく溶かしてから洗濯機に入れるようにしましょう。
こうすることによって洗剤が均一に行きわたり汚れ落ちがアップするだけでなく、溶け残りを防いですすぎ回数を減らすことが可能になります。

液体洗剤はぬるま湯を使って洗浄力を上げる

洗浄力が粉末洗剤よりも弱い液体洗剤を使うときには、汚れ落ちをアップさせる工夫が必要になってきます。
例えば、衣類の汚れは皮脂や油が原因となっていることが多いため、洗濯するときは水ではなくぬるま湯を使うと汚れが浮いて落ちやすくなり洗浄度がアップします。

洗濯に軟水を使用して洗浄力アップ?!

水を無駄なく使って衣類の汚れを落とすには、洗剤選びのほかに使用する水を軟水にするとより効率的に洗濯することができます。
洗濯で使う水を軟水器に通すことで、洗剤のはたらきを邪魔する水のミネラル分が取り除かれて汚れが落ちやすくなり、洗濯がきれいに仕上がります。

洗濯の水に軟水を使うメリットについては井戸ポンプ情報局で、過去にも取り上げていますのでそちらもご覧ください。(洗濯とお風呂の水に軟水器を使うメリット)

また、洗濯にはお風呂の残り湯を使って水道代を節約しているという方は多いですが、井戸水に軟水器を使うことで洗濯用の水としても利用できますので、ご家庭に井戸がある方はぜひ試してみてください。

まとめ

まとめ
節水に適した洗濯洗剤の特徴や活用方法についてご紹介いたしました。
粉末洗剤と液体洗剤にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、汚れの状態や洋服に合わせて活用することが大切です。さらに、デメリットを補うように使うことで洗浄力がアップして節水にもつながります。

そして、水のミネラル分を取り除いて洗浄力をアップさせる軟水器もオススメですので、ぜひ参考にしてくださいね。