お酒を楽しく飲んだあと、できれば避けたいのが翌日の二日酔いですよね。
二日酔いによって頭痛や吐き気などが次の日に起こると厄介ですが、実は飲酒時の水分補給が予防や対策に効果があることをご存知でしょうか?

今回は、水分補給の二日酔いへの効果や、さらに効果を上げる水分の摂り方についてご紹介します。

二日酔いが起こる仕組みとは?

お酒を飲んで二日酔いになる原因には、お酒に含まれるアルコールの利尿作用が大きく関係しています。

通常、お酒を飲むと体内でアルコールを分解しようと肝臓が活発にはたらき、水分が必要になります。
しかし、アルコールの利尿作用によって水分が失われ、水分不足になるとアルコールをうまく分解できず体内に残ってしまいます。また、お酒を飲み過ぎてもアルコールを分解する肝臓のはたらきが追いつかなくなるため注意が必要です。

そして、体が水分不足の状態のまま翌朝目が覚めると喉がカラカラになっていたり、体内に残ったアルコールによって頭痛や吐き気を伴う二日酔いが引き起こされます。

水分補給の二日酔いへの効果

二日酔いはお酒を飲み過ぎたり、体内で水分が不足してアルコールをうまく分解できなくなると引き起こされることが分かりましたが、飲酒時にしっかりと水分補給を行なうことで防ぐことができます。

お酒を飲むと体内で血液のアルコール濃度が上昇し、水分が足りなくなると分解しきれず残ってしまいます。
そこで、水分補給を十分に行なっておくと体内のアルコール濃度が薄まり、スムーズに分解できて二日酔いを防ぐことができるのです。

また、飲酒時に水を飲むと急激なアルコール濃度の上昇を防ぐことができ、「悪酔い」も防止できます。そのため、お酒を飲んだときはできるだけ水分を多く摂っておくことが大切です。

飲酒時の水分補給の効果を上げるには?

お酒を飲んだときの水分補給で最も大切なポイントは、お酒と一緒に水を飲むことです。

よくビールや強いお酒をロックで飲んだあとに水を飲む「チェイサー」で問題ないのでは考える方も多いかもしれませんが、アルコールは水よりも体内への吸収が早く、すぐに血中のアルコール濃度が上がりやすいため一歩遅い対応といえます。

そのため、お酒を飲むときは水割りもしくお湯割りを選ぶようにするのがオススメです。アルコールと同時に水分を補給でき、血中のアルコール濃度の上昇を抑えて二日酔いをうまく予防することができます。また、水割りが苦手という方は飲酒する前に水を飲んでおくとよいでしょう。

さらに、アルコールの利尿作用で失われた水分を補うためにも、飲酒したあとの帰り際や眠る前にもしっかりと水を飲んでおきましょう。

まとめ

まとめ
水分補給の二日酔いへの効果や、さらに効果をあげる水分の摂り方についてご紹介しました。
お酒を飲むときは水分補給も忘れずにしっかり行なっておくと、二日酔いの予防となり翌日への影響も少なく済みます。

お酒を楽しく飲んだあとは、翌日も元気に過ごすためにも今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。