気温が下がり、空気が乾燥し始めると心配なのがインフルエンザです。
インフルエンザには予防接種がありますが、もちろん100%防げるというわけではありませんので、そのほかの予防方法も日頃から心がける必要があります。そんななか、「水分補給」がインフルエンザ予防に効果が期待できることをご存知でしょうか?

今回は、インフルエンザの主な予防方法と水分補給が効果的な理由についてご紹介します。

インフルエンザの予防接種の効果は?

はじめに、インフルエンザの予防接種にはどんな効果があるのか改めて確認しておきましょう。
インフルエンザの予防接種は、感染を100%防ぐことができるわけではありませんが、予防接種を受けることでインフルエンザにかかっても発病を抑えたり、症状が悪化するのを防いだりする効果が期待できます。

とはいえ、できることならインフルエンザの感染は防ぎたいものですよね。
インフルエンザに絶対にかからないというわけではありませんが、ウイルスにかかる確率をできるだけ低くするためには予防接種だけでなくほかの対策も日頃からしっかり続けていくことが大切です。

インフルエンザの主な予防方法

それでは、インフルエンザを予防する方法には主にどんなものがあるのか見ていきましょう。

外出先ではマスクを付ける!

インフルエンザだけでなく、風邪にかかりやすいシーズンの必須アイテムといえば「マスク」をまず思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
人が多いところでは、インフルエンザの菌を持っている人がいる確率も上がります。そのため、特に人ごみの中ではマスクを着用するようにしましょう。最近ではあらかじめバッグの中にマスクを常に入れて、必要に応じてつけるという方も多いようです。
また、マスクの着用に加えて家に帰ってきたら必ず「うがい」をするようにすることでさらに高い予防効果があります。

帰宅したらしっかりと手を洗う!

インフルエンザや風邪予防のために、多くの方が実践している方法として「手洗い」があります。
インフルエンザに感染する経路の一つには、実は手を媒介としている「接触感染」のケースが多いといわれています。手はさまざまなものに触れてしまうため、気付かないうちにインフルエンザウイルスが付着し、その手でさらに別の人にもウイルスを感染させてしまっているのです。
このような接触感染を防ぐためにも、家に帰ったらうがいするだけでなく、手洗いもしっかりと行なうようにしましょう。

水分補給もインフルエンザ予防に効果的

インフルエンザ予防に水分補給が効果的
上記でご紹介したインフルエンザの主な予防方法に加えて、「水分補給」も日頃から心がけておくとさらに予防に効果的です。

私たちの身体の喉から肺までつながっている気道の内壁は粘膜と線毛で覆われており、外部からの細菌やウイルスが侵入してくるのを止める役割を果たしています。そして、この粘膜と線毛の働きを活発にするためには、適度な水分が必要になります。

そのため、水分補給をこまめに行なうことで粘膜や線毛が活発に働くようになり、外部からのウイルスの侵入を防ぐことが期待できるのです。
また、線毛は寒さと乾燥に弱いため、水分を補給する際には温かいものを選ぶようにするとよいでしょう。

まとめ

インフルエンザの主な予防方法と水分補給が効果的な理由についてご紹介しました。
できるだけインフルエンザにかからないように予防接種を受けておくのは大切ですが、それだけでなく日頃からマスクを着用し、こまめな手洗いやうがい、そして水分補給を積極的に行なうようにしてください。

今回ご紹介した水分補給の効果を参考にして、冬のインフルエンザ予防に役立てましょう。