千葉県は、首都圏の東側に位置する都心に近いエリアでありながら、県の大部分を占める房総半島など豊かな自然にも恵まれた地域です。都道府県人口ランキング第6位、総人口は約628万人にのぼります。(2024年2月時点)

県庁所在地で「ZOZOマリンスタジアム」や「幕張メッセ」がある千葉市を中心に、「東京ディズニーランド(浦安市)」や「東京ドイツ村(袖ケ浦市)」、「マザー牧場(富津市)」といった千葉県を代表する観光・レジャースポットには国内外から多くの人々が訪れています。
このほかにも年間1,000万人を超える参拝客が訪れる「成田山新勝寺(成田市)」や、日本を代表する砂浜海岸でマリンスポーツの聖地としても知られる「九十九里浜(九十九里町)」など、エリア毎に魅力的なスポットが揃っています。
車や電車で都心からのアクセスが抜群で、空の玄関口「成田国際空港」もあるので旅行はもちろんビジネスで訪れる際にも便利です。

また大型ショッピングモールが充実しており、なかでも「イオンモール幕張新都心(千葉市)」や「ららぽーとTOKYO-BAY(船橋市)」、「三井アウトレットパーク木更津(木更津市)」や「イクスピアリ(浦安市)」が有名でいずれも休日には大変混雑します。

ちなみに「千葉」という名前の由来は、諸説ありますが「たくさんの葉が生い茂る」という意味があり、自然の恵み豊かな土地で暮らす人々の繁栄への願いを地名に託したといわれています。

千葉県には世界に誇るテーマパークや豊かな自然との触れ合いが楽しめる施設など、様々な観光スポットが充実しています。都心からのアクセスが良い施設も多いので、ドライブついでに立ち寄るのもおすすめです。

東京ディズニーランド(浦安市)

日本を代表するテーマパーク「東京ディズニーランド」は、千葉や東京へ観光で訪れた際には欠かせない人気スポットです。パーク内のシンボル的存在であるシンデレラ城を中心に、「冒険」や「未来」など7つのテーマに分かれたエリアで様々なアトラクションが楽しめます。
また隣接する「東京ディズニーシー」では海にまつわる物語や伝説が舞台となったアトラクションが体験できるので、ディズニー作品の世界観を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。

東京ドイツ村(袖ケ浦市)

ドイツの田園風景をイメージしたテーマパーク「東京ドイツ村」は、東京ドーム約19個分の広大な敷地で自然体験が楽しめる人気観光スポットです。車に乗ったまま入場することができ、園内を車で巡れるので小さな子供連れで訪れるファミリーやカップルが多く、入場者数は年間100万人以上にのぼります。
四季折々の草花のほか、観覧車や動物園なども充実しているので一日中過ごすことができ、なかでも「関東三大イルミネーション」にも選出されたウインターイルミネーションの美しさは圧巻です。

成田山新勝寺(成田市)

千葉県屈指のパワースポットとして1,000年以上の歴史を持ち、多くの参拝客が訪れる「成田山新勝寺」は厄除開運や学業成就、商売繁盛など様々なご利益があることで知られています。
広い境内には国の重要文化財に指定されている御堂や自然豊かな公園などがあり、成田駅から続く表参道は飲食店や土産店が立ち並ぶグルメスポットとして食べ歩きも楽しめます。
また車で20分ほどのところには「酒々井プレミアム・アウトレット」があるのでお詣りしたあとはショッピングもおすすめです。

鴨川シーワールド(鴨川市)

千葉最大級の水族館「鴨川シーワールド」は、東京方面からの交通アクセスも良い休日のお出かけスポットで人気のテーマパークです。シャチやイルカ、ベルーガやアシカのパフォーマンスを楽しむことができ、このほかにも自然界を再現した展示を通して約800種、1万1,000点にのぼる海や川の生き物たちを観察できます。
1970年の開園以来、水生生物との出会いを通して命の大切さを学べる施設として子供から大人までたくさんの観光客が訪れており、熱心なファンも多い水族館です。

マザー牧場(富津市)

富士山を見渡せる房総半島・鹿野山にある「マザー牧場」は、関東を代表する観光牧場です。日帰りで訪れることができ、約250haの広大な敷地で自然や動物と触れ合いながらゆったりとした時間が過ごせるスポットとして人気を博しています。
また場内では遊園地エリアのジェットコースターや、季節の味覚狩りといった様々な体験を楽しむことができ、マザー牧場の牛乳を使ったソフトクリームや名物ジンギスカンなどグルメもおすすめです。

千葉県では各地で魅力的なイベントが開催されています。ここでは、なかでもおすすめのイベントをいくつかご紹介しますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

東京ドイツ村ウインターイルミネーション(袖ケ浦市)

冬の名物となっている東京ドイツ村のイルミネーションは、広大な園内のいたるところが美しい光で彩られ昼間とは全く異なる幻想的な世界が楽しめます。
様々なテーマごとに分かれており、なかでも見晴台から眺めるイルミネーションや、光と音のショー、虹のトンネルが有名です。また観覧車からもイルミネーションを楽しむことができ、ファミリーやカップルなど多くの人で混雑するため時間には余裕を持って訪れましょう。

佐原の大祭(香取市)

関東三大祭りの一つとして知られている「佐原の大祭」は、香取市佐原で行われる毎年7月の夏祭りと10月の秋祭りの総称です。約300年もの歴史がある祭りで2016年にはユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
夏祭りには八坂神社の祭礼として10台の山車が市街地を曳き廻され、秋祭りは諏訪神社の祭礼で山車が14台曳き廻されます。このほかにも伝統芸能が披露され、飲食物や特産品など出店が立ち並び多くの人が訪れて賑わいます。

市川市民納涼花火大会(市川市)

8月に市川市と東京都江戸川区で同時開催される「市川市民納涼花火大会」は、例年約14,000発もの花火が夜空を彩る夏の風物詩です。8つのテーマに分かれて花火がBGMに合わせて打ち上げられ、スターマインや仕掛け花火など様々な種類の花火が楽しめます。
毎年数多く行われる千葉県の花火大会のなかでも最大規模の観客動員数を誇り、当日は会場付近や最寄りの市川駅周辺が大変混雑します。

成田祇園祭(成田市)

毎年7月に約45万人もの人が訪れる「成田祇園祭」は、成田山新勝寺「成田祇園会」の期間に合わせて行われる行事です。
夏の訪れを告げる風物詩として300年以上もの歴史があり、3日間にわたって御輿や山車・屋台が成田山へと続く参道や周辺一帯を巡行します。賑やかなお囃子の音色や威勢の良い掛け声が昔ながらの美しい街並みに響きわたりお祭りを盛り上げます。
また夜間には山車がライトアップされるので昼間とは違った雰囲気を楽しむことができるほか、最終日に大本堂前で開催される総踊りも必見です。

このほかにも千葉県は「幕張ビーチ花火フェスタ」や「マザー牧場イルミネーション」などのイベントが有名です。また千葉市の「幕張メッセ」をはじめとする施設ではコンサートや展示会といったイベントが年間を通して開催されていますので、最新情報をチェックしてみましょう。